チャーウィル日記2

ボーダーコリー ウィリアム&シスルとの日常 時々お星さまになったフローラの思い出

初披露!

(ウ:そういえばさ、シーちゃん)

はにゃ?なんですか?

(ウ:お正月の今年の抱負で、詩を書くって言ってなかったっけ?)

はいです。言ったです。

(ウ:2020年も今日で一ヶ月だけど、詩はできたの?)

もちろんです!

ちょっと聞いてです!

(ウ:え。。。?)

じゃあ、さっそく行くです。

題名は「リスぽんさん」です!

(ウ:う、うわ!なんだか聞いただけで今一つっぽい。。。)

なんか言ったですか?

(ウ:う、ううん、別に。。。)

 

さてとです、、、

 

森の近くの 細い道

風も無いのに 黒い電線 忙しそうに 踊ってる

きっとあいつが 近づいて来る

灰茶のシッポの 小さな獣

大きなシッポの 不思議な獣

 

固い爪が 電線掴み

カタカタ カタカタ 空に掛かった道

カスタネット鳴らして 近づいて来る

毛玉の影が 立ち止まり 膨れたシッポを パッタンパッタン

カタカタ カタカタ

パッタン パッタン

 

丁度真上で 立ち止まるから 立ち上がって 睨み上げるの!

そしたら 感情読めない 黒く光った 小さな瞳が

観察するように 見下ろしてくる

シッポも体も ジッと止まって

石の様に 固まって

黒い瞳が シーちゃんの瞳の 裏側までも 見通すみたいに

キラリ キラリ

ついついワンって 声を出したら

隣の兄さん ガウって怒った

 

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石に化けてた 魔法が解けて

灰茶のシッポが フワリと上がり

再びカタカタ 空に掛かった 黒い道

忙しそうに 遠ざかる

やがて森との 境界に着き

ひとっ跳びして 木の枝へ

そのまんま 空と森との境目に スルスルスルリと 滑り込む

シーちゃんは地面に 残されたまま

灰茶の残像 いつまでも探す

 

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どうですか?

(ウ:うーん、、、ガウッて怒ってるのボク?)

はいです!

(ウ:ガウッ!)

ヒ〜ン

(ウ:ま、初めてにしては頑張ったんじゃない?また聞いてあげてもいいよ!)

やたっ!はいです!